FRP工法協会
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(2002〈平成14〉年7月)
FRP工法協会

1)  FRP内面補修箇所のTVカメラ調査および補修材を切り取りその機能(止水)状況を確認すると共に経年による材料物性値の残存強度および耐久性について検証する。
2)  熱硬化工法および光硬化工法で施工された補修箇所より試験供試体を採取して、残存強度の比較を行う。

1)  東北地区 (宮城県)
@ 切り取り調査内容
調 査 日 調査管径 管 種 切り取り箇所 補修年月 経年
平成14年7月 Φ250 ヒューム管 1 平成5年 9年
Φ250 (一体) 1 平成8年 6年

施工方法 土かぶり
熱硬化 2 〜 2.5m
光硬化

A 調査内容

熱硬化工法で施工した本管補修部をカッターで切断した時に浸入水が噴出し、当初の補修目的を十分保持していたと判断され、端部の剥離、ハガレは見当たらず良好である。
また、光硬化工法で施工した一体型部分についても、両端部、取付管内の剥離、ハガレ、浸入水漏れもなく良好である。
切り取った材料の物性値は、熱・光硬化材料とも、別紙の通り経年による材料クリープ推定値を大幅に上回る強度特性値を保持し耐久性のある事が確認された。

補修材の剥離 ハガレ 浸入水 クラック その他
異常なし 異常なし なし なし 異常なし

切り取り調査 φ250 光硬化工法 (取付管本管一体部)
 
 

切り取り後 漏水 (止水効果確認)

 
B 補修材(切り取り材の物性値) MPa
  工法 経年 曲げ弾性率試験
短期保証値 クリープ推定値 試験値
Φ250 熱硬化 9年 5,900 4,016 9,420
同 一体型 光硬化 6年 5,900 4,079 8,550

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